言語化するやさしさ

 

みなさんこんにちは、夕焼けを見るとワクワクしてしまう人財開発部の川口です。下を向いていると美しいものを見逃すので、いつも斜め上を見ています。

昨日は幹部研修のコンテンツの一つ、「マネジメントゲーム」を18名で実施しました!これまで「経営者意識を持って仕事を」と言いながらも財務全体の理解はぼんやりしていましたが、「自らが社長となって舵取りする体験で鮮明になった!」との感想が多く聞かれました!12時間弱という長丁場でしたが皆さんお疲れ様でした。

この学習は、経営者として擬似体験をする→経営とは何かを言語化できる→明確に意識して行動に移せるようになるというステップを踏む為のものです。この「体験した事を自分の中で言語化する」のステップが重要です。ここが抜けてしまうと「ああ、そういえば・・たしかあんな事習ったっけ?」で終わってしまい再現が困難になります。

 

例えば、あなたはゴルフに行ってとても良いスコアを出しました。そのスコアが出た要因を分析しました。

・外気温は25度で風は穏やか。前日6時間以上眠れた

・□□のドライバーを使い、グリップと体重の掛け方のバランスは△△

・スイングは○秒で

これらが、良いスコアを出す為の条件です。全て言語化しているからこそ再現できますよね。「なんとなくこんな感じで振ると調子が良かった気がする」という感覚だけを頼りにしていても二度と同じスコアは出せないかもしれません。

 

このケースはどうでしょう?

・部下から「先輩、なぜ今期はこんなに高い予算を達成しなければならないのですか?!」と聞かれたら、どのように答えますか?「うるさい!会社員なんだから黙ってやれ!」「上から言われるから仕方ないよ」と答えるだけの上司だと・・・部下は興ざめでしょうね。会社の経営状況を理解した上で自分の役割を理解してもらい、部下の行動に繋がるような指示が出せれば、自ずと部下の動きも変わる事でしょう。

 

・「クオリティビジネスに必要なのは品格とありましたが、それってどういう事ですか?」という問いにどのように答えますか?言語化できない品格を目指していても、なんちゃって品格、なんとなくの品格になってしまいそうですね・・

 

言葉はギフトと言いますが、相手が知りたい事を伝えられるのは言葉しかないのですから、伝える技術を磨くのはクオリティビジネスパーソンとして当たり前の「他者へのやさしさ」と捉えて欲しいです。という事で言語化が必要な場面を2つ挙げます。

 

①役割編

会社組織ならまず経営理念が言語化されており、その経営理念に共感して組織に属しているのですよね。入社後は運営方針があります。支配人の皆さん、クラブ単位の理念は言語化して共有されていますか?それがなければメンバーは個人個人の予測や解釈で仕事を進めるので迷子になります。チーフの皆さん、個人としての自分のルールは言語化されていますか?

 

ここで恥ずかしながら・・数年前になりますが私が支配人就任する時に作成した自分ルールを公開します。

こちらは当時の愛読書であった「孫子の兵法」から『将者智、信、仁、勇、厳也』をフレームとしてオリジナルで作ったものです。これをPCに入れ毎日自己評価しておりました。今見ると抜け漏れもあるし大変未熟な内容ですが、当時の私はこの自分ルールに何度も救われました。もし言語化していなければ成功も失敗もなんとなく過ぎてしまい、方針はブレブレで、なりたいリーダー像とは遠かったはずです。数値の入った目標は達成してますね。(今は部長ver.に進化させたルールを使っていますよ!)是非あなたも自分の言葉で自分ルールを作ってみてください。他者の言葉よりも強く自分に響くはずです。

 

②対人関係編

発信者の意図と受信者の解釈に相違がある事をミスコミュニケーションと言います。

ミスコミュニケーションの例

・「Aですか?Bですか?」という答えに近いところで質問しているのだが「実はですね、Cがあった為に問題が出まして」など、欲しい答えと違う情報が盛り込まれ、なかなか結論にたどり着いてくれない

・「これは大きな問題だ」と度々伝えているのだが、受け手は優先順位を低く捉えており行動が遅い。

・「こう思っていたのに・・察してくれないからもういいや・・・」と唐突に超能力者級のテレパシーを求められる

と、こんな感じです。どれも発信側の言語化のミスから発生していますが、最後の「察してくれないからもういいや・・・」は困りますよね。心情把握と相反すると思うかもしれませんが、心情把握は「情報があること」が前提ですので、情報を伝える努力もせずに察してよというのはまさにテレパシーの話になってしまいます。自分から言葉で伝わるように話さなければ相手に理解してもらえるわけがありませんね。報連相の「相談」がこれに該当します。

 

ミスコミュニケーションは心理的・時間的にもロスが大きいので避けたい、でも伝えるのは億劫だ。しかし他人は変えられないのですから自分の発信方法を上達させるのが良さそうです。伝える力を強化する一番良い方法は「自分の思う事を言語化し、発信して返事をもらうテスト」を日常で積む事です。という私もミスコミュニケーション撲滅の修行中です・・・最後にこの言葉を贈ります。

 

共通の言語があってはじめて、共同体の成員は情報を交換し、協力し合って膨大な力を発揮することができる。だからこそ「ホモサビエンス」は藍藻植物やミミズにも負けないほど大きな変化を地球という星にもたらせたのだ

引用:『言語を生み出す本能(上)』

 

また来週〜!

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