フォロワーシップを発揮する

 

みなさんこんにちは、人財開発部の川口です。

 

昨日はチーフ研修・NO.2研修がそれぞれシリーズ最終回を迎えました。日常業務から離れインプットに勤しむ時間からそれぞれ「聞いたことがある」→「知っている」にレベルアップした項目も多くあったでしょう。次は「できる」に進化させる為に行動量を重ねましょう。

 

本日は前回の予告通り、これからフォロワーシップを発揮する方に向けてNO.2研修でお伝えしたフォロワーシップ行動のごく一部を紹介します。

 

フォロワーシップ(以下FS)の準備

 

1、マインド(感情)

何事もまずマインドです。人と接する時、そしてサービス業・接客の基本として「オープンマインド」は聞いたことがあると思います。意味は「他者・多様性をまず受け入れる」です。今日はもう一歩踏み込んで「準拠枠」について触れましょう。

 

準拠枠(じゅんきょわく)

自分にとって世界や世の中はこういうものだろうという認識。知覚、情緒、概念、行動とセットになっている。
同じ場面・同じ言葉を聞いても「準拠枠」によって全く違う解釈になりその後の行動に差が生まれる。準拠枠は小さい頃の親的な役割の人や自身の経験から形作られる。

 

思い込み、バイアスと表現することが多いかもしれません。この準拠枠が強ければ強いほど自分の判断の幅は狭くなります。今まで自分が見聞きしてきた情報だけで全てを正しく判断する事は不可能ですよね。そしてフォロワーにとって上司や部下が簡単に分かり合える相手とは限りません。よってこの準拠枠外す訓練が必要になるのです。

 

例えば「あの人は私に話しかけてこない。私のことが嫌いに違いない。」これは「話しかけない=嫌い」という準拠枠ですし、「あまり褒められないから自分は評価されていないのだ」これは「評価する=褒める」という準拠枠です。ただ内気で話しかけるのに躊躇しているだけかもしれませんし、近視眼的に褒めることを評価と考えていない人かもしれません。準拠枠に囚われがちな方は判断する前に「ちょっと待てよ」と立ち止まる事を意識するだけで訓練になります。

 

 

2、技術(論理)

一言で言うと「理解力」と「伝達力」です。今日は理解力について。

理解力が高いと「あうんの呼吸」と言われるメンバーシップ・フォロワーシップを多数の相手に対して発揮しやすくなります。皆さんも「この人とは意思疎通がスムーズだなぁ」「相性がいいなぁ」と感じた経験があるのではないでしょうか?それは相性もあるでしょうが相手の理解力が高いのです。

 

理解力が低い事を「ピンずれ」と表現することがありますが、こちらは双方がピントを合わせる過程で片方が合っていないという状態です。水の中で目を開けた時の視界をイメージしてもらうと良いですが、そんなぼんやりした状態が「ピンずれ」です。ゴーグルをつけた方が鮮明に見えて快適に泳げませんか?理解力はその「ゴーグル」というアイテム。訓練でゲットできます。

理解力を私なりに表現すると「事実と解釈を分離しセンターピンを射抜く力」です。相手の言葉の中から本質(事実)を見抜きセンターピン(相手が欲するど真ん中)を射抜いた回答が出来た時、「わかってるね!」という信頼につながります。オンタイムのコミュニケーションにおいて「話を聞くこと」は目的ではなく「わかってほしい」が目的だからです。事実と解釈は異なることが多いので分離の訓練が必要です。

 

余談ですが飲食、物販、サービス業において消費者側になった際、センターピンを射抜いてくる担当者と巡り合うと喜びが大きいものですが、実際巡り会う確率は高くないと感じます。接客サービスにおいては私の「消費者としての事前期待」が高いのかもしれません・・

 

というように、理解力はフォロワーシップだけの話ではなく、友人関係、恋人、家族、そして接客、セールスにも通ずる必須能力です。高める為の行動は「いまのお話はこういう理解で合っていますか?」と質問すること。質問する度にズレを修正できます。これを恐れたり自分の解釈だけで事を進めていると、永遠にピントが合わないまま時間を浪費していきます。臆せず聞くこと。あなたの成長の敵は「わかったつもり」ですよ。

 

 

3、同僚・部下との接し方

まず大前提として「自己開示」が必須です。自己開示と言っても家族の事や休日の過ごし方といったプライベートを開示しろという意味ではなく「あなたの判断軸」を開示するという事です。「私が仕事において大切にしている事は〇〇で、〇〇という行動を重視しています」「こういうことを求めています」「こういう事を賞賛します」というように開示をして初めて同僚や部下はあなたとのコミュニケーションを「恐れずに」できるようになります。

 

「恐れずに」というと大げさと感じるかもしれませんが、「安心・安全の場を求める」という人間の本能が私にもあなたにもあります。知らない事へ挑戦するとき、新しい役職に挑む時、そして知らない人と話す時、多くの人は快より不安が大きくなることでしょう。

そして安心・安全という意味で「同質性を求める」というのも本能として持っています。だから同じ会社、同じ志、同じ役職というだけで安心感が生まれたりしますね。そういう意味で「安心で安全なコミュニティから外れたくない」という感情は行動に大きく影響します。「変に思われるのが怖い」→「発言や会話はやめておこう」「失敗するのが怖い」→「意思決定を先延ばしにしよう」というように、恐れを避ける様々な選択は日々無意識でなされます。

 

ということはです。所属するコミュニティにおいて「会社の理念はこうだからこうやって進んでいる」「あの人はこういう判断をする人だ」という情報を明確に与えることは、仲間にとって「安心を与える」=「恐れず行動する」につながりませんでしょうか。恐れは組織にとって大きなロスです。

 

 

4、上司・目上の人との接し方

フォロワーとして本来は上司と最も近い位置にポジショニングしてる必要があります。あなたは近いと感じますか?周囲にいる上司の理念や人・金・物・情報に対する価値観を理解していますか?知らなければフォローのしようがありません。それこそ「ピンずれ」一直線です。

これも聞けば良いのです。聞くときの礼儀は「まず自分が開示して、相手に聴く」です。となるとまず開示する機会が必要ですよね。「接触回数>接触時間」です。自ら機会を作り、短時間で良いので頻度を増やす事は正しい努力です。相手は忙しい→声をかけるのは迷惑、これもあなたの準拠枠です。相手からすると質問もしないでピンずれする方がよっぽど迷惑でしょう。今こそ指示待ち人間を脱却しましょう!

上司・部下へのフォロワーシップ発揮方法はまだまだありますが、それはまた別の機会に。

 

フォロワー歴の方が長いので文章まで長くなりましたが、本日は基本の4項目のみお伝えしました。良いフォロワーをやりきった先に、次のステージが見えてきますぞ。

 

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